30科目ほどある地方上級公務員試験。その対策を半年でしようとなると、優先順位のつけ方が非常に重要になります。
正直30科目全てはやってられませんし、実際やる必要もありませんでした。ここでは私が実際に立てた科目の優先順位について記していきたいと思います。
【教養試験】科目の優先順位
私はこのように優先順位をつけて取り組みました。科目隣の数字は全国型の出題数です。
筆記試験の合格ラインはおよそ6~7割の正答率です。教養試験は出題数が50問ですので合格ラインは30〜35問ほど。
勉強に割ける時間がそれほどなかったので目指すのは35問正答。イメージは「高」15問中13問・「標準」22問中16問・「低」7問中5問・「捨」6問中1問で計35問です。
最悪目標に2〜3問届かなくても合格ラインに滑り込めるかなという計画です。優先度ごとにそれぞれ要点を書いていきます!
優先度【高】・数的推理 ・判断推理
まずは優先度【高】の2科目。出題数の3割を占める15問がこの2科目から出るため、はじめから試験直前まで徹底的に対策すべきです。
目標は9割正答!問題を見て解法をイメージできるよう反復演習をしましょう。
優先度【標準】・現代文 ・英文 ・世界史 ・日本史 ・資料解釈 ・地理 ・生物 ・地学 ・社会
次に優先度【標準】の10科目。これらは学生時代に学習している方も多いはず。「大学受験を経験されている方は改めて対策しなくても〜」とのことを書いてあるページもあります。
ただ私は恥ずかしながらその経験がないので…どの科目もきっちり対策を行いました。1科目ずつの学習範囲はそれほど広くないため、【高】の2科目が1通り済んでからでも十分間に合います。
目標は8割正答!受験経験者は自分の学力と相談してみてください。
優先度【低】・政治 ・法律 ・経済
優先度【低】の3科目。出題数も多く前述で8割ほどの正答率を想定していたのに優先度が低い理由は専門試験の科目と重複しているためです。
専門試験で行う経済原論・法律科目・政治学の対策でカバーできるので、教養試験用としてはそれほど時間を割く必要はありません。
目標は8割正答!サクッと終わらせサクッと正答しましょう。
優先度【捨】・古文 ・物理 ・数学 ・化学 ・文芸
優先度【捨】の5科目。出題数も少ないため一切触れていません。公務員試験は5者択一式。5科目のうち運で1問正答できればいいなと言う感覚でした。
自分は豪運だと思い込みましょう!それが対策です。
【専門試験】科目の優先順位
専門試験はこのように優先順位をつけて取り組みました。専門試験は出題数が40問ですので合格ラインは24〜28問ほど。
目標は28問正答。イメージは「高」22問中18問・「標準」10問中7問・「低」4問中2問・「捨」4問中1問で計28問です。
優先度ごとにそれぞれ要点を書いていきます!
優先度【高】・憲法 ・民法 ・経済原論 ・行政法
まずは優先度【高】の4科目。出題数の5割以上を占める22問がこの4科目から出題され、さらに教養試験につながる科目でもあるので、はじめから試験直前まで徹底的に対策すべきです。
私は経済原論(ミクロ・マクロ)が最後まで苦手だったので、暗記でどうにかなる法律科目でなるべく点数を稼ぐことを意識しました。
目標は8割正答!経済原論は自分に合う参考書を早めに見つけましょう。
優先度【標準】・政治学 ・行政学 ・社会政策 ・財政学
次に優先度【標準】の4科目。こちらも教養試験につながる科目です。【高】の4科目が1通り済んだらスタートしましょう。暗記科目のためとにかく繰り返し読み。
目標は7割正答!新聞・ニュースなども日頃からチェックしましょう。
優先度【低】・国際関係 ・経営学
優先度【低】の2科目。学習範囲に比べ出題数が少ないため頻出分野だけを対策。各科目1問ずつ正答できればという計画でした。
目標は5割正答!法律科目に馴染みがあれば捨て科目の2つと交換しても良いかもしれません。
優先度【捨】・労働法 ・刑法
優先度【捨】の2科目。これまでの科目で合格ラインまでの計画が取れたので捨て科目にし一切触れませんでした。運で1問取れればOK。
自分は豪運だと思い込みましょう!こちらもそれが対策です。
【地方上級】科目の優先順位まとめ
教養・専門あわせてこのイメージで取り組みました。自分で配点イメージをつくり取り組んでいきましょう!
- 教養+専門【高】
- 専門【標準】
- 教養【標準】
- 教養【低】
- 専門【低】