合格法まとめ

【地方上級】アラサー社会人が半年の独学で一発合格した方法!【公務員試験】

当サイトのまとめ記事です!
アラサー社会人の私が半年の独学で地方上級試験に一発合格した方法を記します。
長いです!目次から各項目へ飛べるので、ご覧になられたい項目だけどうぞ!概要だけ知りたい方は「まとめのまとめ」だけでもよいかもしれません。

こんな私でも合格できた

自信がない方、不安な方の気持ちが少しでも楽になりますように…。

受験勉強経験ゼロ

大卒。だけど受験勉強経験ゼロ。
センター試験も全国模試も経験ゼロ。
もちろん勉強習慣も勉強による成功体験もゼロです。
勉強習慣や成功体験がないとダメだという記事などを見て不安に思う時もありましたが…

結果、習慣がなくても成功体験がなくても大丈夫でした!今回の公務員試験で習慣を作って初めての成功体験にしましょう!

習慣・成功体験ゼロでもOK!

アラサー社会人


私はアラサー社会人。当然のように残業も休日出勤もあります。
社会人ですと勉強時間は学生の方と比べて正直取りづらいと思います。

ですが、社会人のみなさんにはこれまでの経験で得た計画力があるのではないでしょうか!
その力を活かし勉強時間を捻出しましょう。これは公務員試験合格を左右するほど重要な項目です。

私は実際に公務員試験を受けた中で社会人がとても有利だと感じました。大学生にはない対応力・経験・落ち着きが社会人にはあります。
二次試験以降にそれら社会人の強みが活きてきます。自信を持って取り組みましょう!

社会人は有利!計画力・対応力・経験・落ち着きで新卒に差をつけよう!

独学を選んだ理由

独学か予備校か。
公務員試験を志す際にこれは大きなテーマになると思います。

私が独学を選んだ理由は下記3点です。

  •  費用が安い
  •  独学力は一生使える
  •  面接時のアピールになる

それぞれ解説していきます。

独学は費用が安い!

予備校との明確な差は勉強にかかる費用です。
社会人ですが恥ずかしながら潤沢な貯金があるわけでもなく、予備校費用は正直とても辛い出費…。ゴールが同じなら出費は少ないにこしたことはない!と私は思います。

私が実際に独学で合格するまでにかけた費用を計算してみました。大手予備校公務員対策プランの費用相場とここまでの差があります…。

独学  約87,000円
予備校 約150,000円〜400,000円

予備校費用は各校のプランをざっと見たもの+教養のみ・専門のみも含めていますので金額の幅がとても広くなっています。どちらにせよ独学の方が圧倒的に安い。

独学にかかる出費は予備校の半分以下!

独学力は一生使える!

独学力は社会人として必須の能力だと私は考えています。社会人になると自分の知るべき分野や伸ばしたい知識など山ほど出てきます。独学の基礎を作っておくことでそういった場面になった際、対応が非常に楽になります。

「公務員にさえなれれば後は勉強なんかせずにのほほんやるわ〜」って方がもしいらっしゃったら、ごめんなさいこの話はピンとこないかと思います。ですが、ほとんどの方は熱意を持って今このページを読んでいただけていると思っていますので、今回の試験で社会人の必須能力となる独学力を身につけて、合格のその先にあるスーパー公務員をともに目指しましょう!

独学力は一生もの!スーパー公務員になるためにも必須!

独学は面接時のアピールになる!

面接官
面接官
一次試験はどのように対策をされましたか?

これは実際に私が面接で聞かれた質問です。この質問はよく上がるそう。
これに対して私が応えた内容がこちらです。

受験生
受験生
「独学で対策をしました。社会人として働く中、時間管理や勉強の効率性を重視し継続的に取り組みました!」

これ…絶好の自己PRに聞こえませんか?
公務員試験の大変さを知っている面接官の方なら「学生と比べて勉強時間が取りづらい中、合格まで独学で工夫をし行動を積み重ねられる能力がある。」とプラス評価をするのではないでしょうか。

もちろんそれだけで面接がクリアされるわけではありませんが、少なからず印象は良いと考えます。なので、面接時は胸を張って独学で一次試験を通過したことをアピールしましょう!仮に勉強方法を聞かれなくても「最近嬉しかったことは?」や「最近努力したことは?」などの質問にも結びつけて応えられるかと思います。

独学通過の印象の良さを想像しよう!

地方上級試験に独学で合格するには?

重要なポイントは下記5点です。

  •  学習計画
  •  科目選定
  •  参考書選び
  •  勉強法
  •  現在地の確認

それぞれ意識したこと・実際に行ったことをざっくりと書いていきます。

学習計画の重要性


地方上級独学合格に向けて重要な学習計画。貴重な時間を無駄にできない社会人にとっては特に重要です。

計画は超王道な方法で立てます。いろいろなところで見ると思いますが、この流れです。
総勉強時間の策定→月間計画→週間計画→日間計画
はじめに総勉強時間を決めてそこから長期→短期と落とし込んでいく方法です。

ここでは私の総勉強時間について触れておきます。私は半年で570時間を勉強時間に費やしました。( 目標は600時間だったので実は少し足りてない…。 )

独学での地方上級試験対策には数字による明確な目標が必要だと私は考えます。その理由は不安をうまず、やる気を落とさないためです。1人で行う勉強に不安はつきもの、不安がうまれればやる気低下に直結します。総勉強時間というひとつの目標を作ることで学習の進み具合の把握や自分が積んできた行動に対する安心感がうまれます。

試験前日に今までの自分自身の総勉強時間をみるのも最高の気分ですよ。「600時間近く勉強してきたんだから自分は絶対大丈夫…!」と自然と思えてきます!

総勉強時間を決めよう!目標600時間!

▼私が立てた学習計画はこちら

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捨て科目作りは必須!

教養・専門あわせて30科目程ある地方上級試験。半年で全科目の対策をするのは無理です。頭の良い方は別かもしれませんが…。

社会人は時間もないのでとにかく効率化!私が対策をしたのは20科目ちょいです。その他は捨て科目の名の通りきっちり捨てました。それでも大丈夫。試験では6~7割を取れれば合格ラインです。地方上級試験は5択問題、対策していない科目でも20%の確率で正答できると割り切りましょう!

捨て科目には1秒も割かない!徹底して捨てる!

▼私が立てた優先順位はこちら

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参考書は独学者唯一の武器


参考書は独学者の唯一の武器。とにかく評価の良い参考書を選びましょう!正直どの参考書も一番最初に読むときは頭の中は「???」だらけ。それでも繰り返して読んでいかないといけないんです。

そんな時に支えになるのはその参考書の評価の良さ。みなが選んでいるものであれば最終的に自分にとっても最強の武器になるという思いが大事です。私はスー過去地方上級過去問500でほとんどの科目を対策しました。どちらもとても評価の良い参考書です。

自分に合った参考書探しは愚策!評価の良さを信じよう!

▼私が揃えた参考書はこちら

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勉強法を確立しよう

自分にあった勉強法の確立。これも独学合格に向けて非常に重要な項目のひとつです。先生に教わる勉強法がメインだった学生時代と異なり、独学は自分1人で試行錯誤しながら勉強法を作り上げていくしかありません。

とにかく読む・とにかく書く・とにかく聞く・とにかく解く…。
勉強法も十人十色。

こればかりは「誰にでもこの勉強法がピッタリ!」と私自身の方法をそのままお伝えするような無責任なこともできないのですが…ひとつのパターンとして読んでいただけると幸いです。

前提として私は…
気が散りやすい・すぐ眠くなる・参考書を読むのが遅い(脳内音読してしまう)
という勉強にとって三重苦を持ったタイプです。そういった自分の性格を踏まえ取り組んできた勉強法が「ポモドーロ・7回読み・自作音声教材」勉強法です。もし同じような悩みを持った方にはこの勉強法が合うかもしれません。

簡単にご説明するとこんな方法です。
「勉強25分休憩5分を1セットで時間を組み立て(ポモドーロ)、参考書を7回繰り返し読み(7回読み)、そのうち1回を音読にしスマホに録音して隙間時間で繰り返し聞く(自作音声教材)

これが私にはピッタリはまりました。詳細は別記事で。

私は「ポモドーロ・7回読み・自作音声教材」勉強法!

現在地を把握せよ

地図のない旅は辛いです。前述の通り独学では自分で計画を作りその計画を地図として目的地である合格まで進んでいくしかありません。

半年という長い旅ですので一直線で進むのはとても大変、そのため途中で経由地を設定し現在地を把握する必要があります。その現在地を把握するために必要なのが「公務員模試」です。ここは予備校を利用しましょう。

私は半年間で3度の模試を受けました。2ヶ月に1度のペースです。現在地の把握にもっとも適したペースだと考えております。

3度の模試ではそれぞれどこまで自分が進んでいるか予想を立てます。目標ではないです。あくまで予想です。模試の結果で一喜一憂…いや一憂するのを避けるためです。なので予想もとにかく甘々に1度目2割・2度目4割・3度目6割で私は設定しました。

実際に受けた1度目の模試で新発見。2時間半も持ち時間がある教養試験時間なのですが、8割ほど解答が進んだところで残り10分。しかも残り2割はメイン科目である数的…。素直に1問目から捨て科目も含めて解いていたら圧倒的に時間が足りないことに気づきました。

模試を受けていなかったら合格もなかったです。これは間違いない。

模試は3回!独学合格には必須!

まとめのまとめ

アラサー社会人で受験経験なしの私でも独学で地方上級公務員試験に合格できたので、あなたもきっと大丈夫。

独学を選んだ理由は出費の少なさと試験後の面接や人生においてもプラスの面が多いから。

勉強時間は半年で570時間(1日約3時間)。参考書は主にスー過去と過去問500を利用。10科目ほど捨て科目を作り残り20科目に集中して取り組んだ。

勉強法は「勉強25分休憩5分を1セットで時間を組み立て、参考書を7回繰り返し読み、そのうち1回を音読にしスマホに録音して隙間時間で繰り返し聞く」だけ。

2ヶ月に1度模試を受けて勉強の進み具合と試験の雰囲気を確認。

以上です。

それぞれ詳細記事も作りどんどんアップデートしていきます。独学で地方上級公務員試験を目指す皆さまにとって少しでも力になれれば幸いです。

絶対受かる!!!頑張りましょう!!!