公務員になるためには筆記試験の後に論文試験・面接の壁を超えなくてはなりません。ですが、頑張って頑張って筆記試験を乗り越えたあなたならきっと大丈夫!勢いそのままに論文・面接も乗り越えましょう!
私が行った論文試験対策を載せていきます。
【地方上級】論文試験とは
地方上級公務員試験には一次試験のあと二次試験として論文試験を採用している自治体があります。論文試験は提示された題に対し制限時間内に指定字数を書き上げる試験です。
出題形式・制限時間・字数は自治体により異なりますが以下がだいたいの目安です。
制限時間:60~90分
字数:800~1200文字
ただ時間内に指定された字数を埋めればいいかと言うと、当然そうではありません。解答用紙の用い方のルール、課題の把握、文章構成の正確さ、論理性、深い考察など評価される点は多岐にわたります。
社会人の方は日頃文章作成を業務としてされることがあるかと思います。その経験からぶっつけ本番でいいかと思っていたら正直痛い目を見るかもしれません…。模試を受けるまでの私がまさしくその感覚でした…。
かと言って対策が大変かと言うとそうでもありません。論文試験の対策は1週間あれば十分です。
私が行った対策は参考書を1冊読み模試を1度受けただけ。(時事問題や自治体の特色について問われることも多いため新聞・自治体HPのチェックなどはもちろん常日頃から行ってください!)
地方上級公務員試験の論文対策は1週間でOK!
論文試験対策におすすめの参考書
私が購入した参考書はこちらの1冊です。例のごとく中身は確認せず評価の高いものを選んでいます。
文章の作り方からテーマの捉え方はもちろん本番の時間配分についてや論文のテクニックまでわかりやすく解説されていて、試験で出題されそうな練習問題もたっぷり24問ついている良書でした。
「1週間で書ける!!公務員合格作文」実際の使い方
本書は第1~3編の計174ページで構成されています。
はじめ50ページほどの第1,2編で論文作成のルールを学ぶことができ、続いて100ページほどの第3編で24問の練習問題を使い実践に移るようになっています。
残り24ページで参考として国家公務員試験・都道府県試験・政令指定都市試験の近時の出題例が掲載されています。
第1,2編は見開き1ページ1項目で論文作成についてのルールが載っているので非常に読みやすくサクサク進めます。第3編は問題文&ヒント・解説・答案構成・解答例がそれぞれ1ページの計4ページでこれまたサクサク進めます。
私は第1,2編はさらっと読み終わらせました。第3編の24問実践編では「問題文&ヒントを読み答案を脳内構想→解説で問題文に関する知識を補足→答案構成で構想をより具体的に→解答例で答え合わせをし完成」と言う流れで読んでいきました。
24問だけでも十分ですが、巻末の近時の出題例も合わせて読み込めばより万全の対策になります。
時間がもったいないので書き出しなどは一切行っておりません。それでも十分に理解をできたのはわかりやすく解説をされている本書のおかげです。間違いない。
論文の基本構成をおさらい
本書にも記載がありますが、論文の基本構成をおさらいします。
- 定義
- 問題の背景
- 問題点
- 解決策
基本はこの構成です。解答までの脳内地図になりますので、これだけは絶対忘れないように頭に叩き込みましょう。
私は問題が配られてすぐ問題用紙にこの4点を書きそれぞれ頭に思い浮かんだワードを箇条書きで埋め込み、文章にしていく方法をとりました。
基本の文章構成は暗記必須!あとは「公務員合格作文」の読み込みでOK!
模試を受けて万全の状態に
念のため模試を受けて万全の状態にしましょう。私は大手予備校のLECで論文も含まれた模試を受験しました。
私は前述の「1週間で書ける!!公務員合格作文」を読む前に受験しましたが、できれば参考書を読んでからの受験がおすすめです。
改行の仕方や漢字の選び方、表現方法や誤字脱字について細部まで赤ペン先生のように辛口採点をしてもらえます。(当時採点結果を見て少しヘコんだのを覚えています…。)
私がチェックをもらった箇所をあげておくので参考にしてください。
・NG「〜〜があげられる」→OK「〜〜が”挙”げられる」
・NG「〜〜する事」→OK「〜〜する”こと”」
・NG「〜〜と思われる」→OK「〜〜と”考える”」
論文対策まとめ
①参考書は「1週間で書ける!!公務員合格作文」1冊でOK!
②LECで論文付きの公務員模試を受験しよう!
以上です。文章が苦手な人でもこの対策をとれば良い結果が出てくるはずです!頑張りましょう!